【量子力学】摂動法~時間に依存する摂動
摂動法とは、ある状態に、少しだけ外部からの擾乱(観測や外場)が加わった場合に、シュレディンガー方程式に「摂動項」なるものを設けて(加えて)、方程式を解く方法です。
※擾乱、というのは小さな変化、ちょっとした乱れ、を意味しま ...
【量子力学】コラム・量子力学の、球面波と平面波
「波」は広がりを持ち、その波のどこに、広がりを持たない点としての「粒子」が観測されるかは観測されるまで不確定。それが量子力学の波動性と粒子性の関係。
光を球面波として考えたとき、ある一点から光の球面波が発生したとき、一定時 ...
【中学・高校物理】浮力に関する直感的な解釈
浮力の説明の時に、物体の下面の圧力のほうが上面の圧力より大きいから上向きに力が働き、それが浮力であると説明されますが、聡明な人ほど、ピンとこないはず。
また、どうして浮力の大きさが、押しのけた体積分の、媒質の重さに等しいか ...
【天文学】古代人の叡智~地球の周の長さを求め、最後には太陽の大きさを知る
■地球の周の長さ(半径)を求める
■月の大きさを求める
■月までの距離を求める
■太陽までの距離を求める
■太陽の大きさを求める
これらは、上からこの順序で、芋づる式に求めることができます。 ...
【統計力学】デバイ模型により固体の比熱を求める
デバイ模型を使って固体の比熱を求めてみましょう。
デバイ模型とは何かというと…
固体の比熱を求める際の熱振動を考えるときのモデルとして、アインシュタイン模型というものがありますが、こちらは単純に各原子がすべて、 ...
【統計力学】一次元の調和振動子のエネルギーと比熱
角振動数 \( \omega \) の一次元の調和振動子のエネルギー(平均値)と比熱を求めます。
この記事は、記事「【統計力学】デバイ模型により固体の比熱を求める」のために書かれたものです。
【量子力学】角運動量の合成とクレブシュゴルダン係数
例えば、2つの スピン \( s=5/2 \) の同種の粒子 \( A , B \) があって、\( A \) のスピンの \( z \) 成分が \( s_{Az} =5/2 \) つまり純粋な上向き、\( B \) は \( s_ ...
【相対性理論】\( E=mc^2 \)
相対性理論でもっとも有名な、\( E=mc^2 \) の公式を導いてみましょう。
具体的に導出の手順に入る前の最初の部分で、相対性理論の教科書ならどれにでも最初のほうに出ていそうな基本的な定義のようなことなど、ちょっとここ ...
【統計力学】ボース統計・フェルミ統計 の意味
ボース統計(ボース・アインシュタイン統計)・フェルミ統計(フェルミ・ディラック統計)と言われても、なにかとてつもなく複雑な背景がありそうな感じがします。そして、何の統計なんだかわからない。
「統計」 ...
【量子力学】コラム・第二量子化とは
詳しくは述べませんが、第二量子化とはなにか、第二ってことは、じゃぁ第一量子化とはなにか、という疑問について答えます。
まず、量子力学を最初にならうとき、シュレディンガー方程式を習いますが、その時点で、そのことがまず第一に、 ...